美肌菌(表皮ブドウ球菌)の良い面の効果が報道されていますが、美肌菌の危険性・副作用について言及さいている媒体・サイトがあまりないので、
皆様に美肌菌美肌菌(表皮ブドウ球菌)についてより理解していただくため、このページにてまとめます。
目次
美肌菌(表皮ブドウ球菌)とは?
美肌菌とは、皮膚常在菌の一種で、別名表皮ブドウ球菌とも呼ばれています。
美肌菌は今、スキンケア業界で大変注目されていて、テレビ番組でも取り上げられることが最近増えてきました。
美肌菌は肌にとってたくさんの良い働きをしてくれます。
- ①保湿してくれる
美肌菌はグリセリンを含む天然のクリームを作り、紫外線や水分の蒸散から肌を守ります。 - ②肌の栄養を作ってくれる
美肌菌はアミノ酸などの有機酸を作り出し、肌の栄養素を作りだします。また、肌を弱酸性に保ち悪玉菌を排除します。 - ③悪い菌を退治してくれる
美肌菌は抗菌ペプチドを作り、悪玉菌(黄色ブドウ球菌など)を退治します。
美肌菌は必ずしも増やせば良いっていうものではない!?
美肌菌(表皮ブドウ球菌)の良い面の効果が報道されていますが、美肌菌の危険性・副作用について言及さいている媒体・サイトがあまりないので、
皆様に美肌菌美肌菌(表皮ブドウ球菌)についてより理解していただくため、このページにてまとめます。
私は、美肌菌の効果を否定しているわけではありません。美肌菌の上記の効果は確かにあり、私自身も実践してその効果を体感しています。
しかしながら、むやみに美肌菌を増やせば良いかというとそういうわけではないと思います。(その理由については後ほど科学的に説明します。)
ほとんどの美肌菌について記述したサイトは、美肌菌を増やせば良いというふうに書かれていますが、それはそれで正解なのですが、
いろいろな肌質の方が居る中で、美肌菌を増やさないほうが逆に良い人も中には居るのです。
どういう人が美肌菌を増やしても良いのか?
誰でも美肌菌を増やしても良いのか?どういう人が美肌菌を増やしても良いのか?についてよく質問されることがあります。
結論から言うと、
「低菌量の人は美肌菌を増やしても良いが、多菌量の人は美肌菌を増やさないほうが良い」
ということになります。
低菌量の人は、もともと肌に皮膚常在菌が少ないので、美肌菌を増やしても基本的には問題ございません。
しかし、美肌菌の人がむやみに美肌菌を増やしてしまうと、美肌になるどころか、脂漏性皮膚炎や感染症になったりする恐れがあります。
自分の肌が菌量が多いか少ないかをどうやって知ることができるか?
皮膚常在菌はすごく小さいので肉眼で見ることができません。顕微鏡を使っても見ることができないのです。
自分の肌についている主な皮膚常在菌の量を知るには、皮膚常在菌の量を検査する必要があります。
皮膚常在菌の量を絶対的定量で調べてくれるサービスは、私が知る限り、世界で「美肌菌ドック」の1つしかありません。
「美肌菌ドック」は美容専門の東京ISEAクリニックで受けることができます。
東京ISEAがやっている「美肌菌ドック」を特別に薦めているわけではないのですが、皮膚常在菌の絶対的定量まで教えてくれる公的なサービスをやっているのは世界でここしかないのです。
あと、ISEAクリニックがやっている「美肌菌ドック」菌量検査のみではなく、自分の肌に関する様々な検査も一緒にしてくれます。
検査項目の詳細については東京ISEAクリニックがやっている「美肌菌ドック」のホームページを直接ご覧頂いたほうが早いかもしれません。
東京ISEAクリニックがやっている「美肌菌ドック」のホームページはこちらです。
検査結果レポートの中に、菌量に関する部分があるので、その部分についてよく確認すれば、自分が美肌菌を増やすべきなのかどうかがわかります。
費用は、45000円でやや高いのですが、この「美肌菌ドック」を受ければ、菌量のみならず、
自分の肌の問題点、自分の肌の問題点の原因まで適切に教えてくれます。
おまけにスキンケア指導まで丁寧にしてくれます。
美肌に興味がある人はぜひ「美肌菌ドック」を受けてみてはいかがでしょうか。
検査で得られた結果や知識は、一生の財産になるので、やっておいて損はないと思います。
皮膚常在菌である美肌菌(表皮ブドウ球菌)が感染することがありえる!?
美肌菌は表皮ブドウ球菌の一種であり、細菌の中のグループで言うと、「グラム陽性菌」です。
「グラム陽性菌」には表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が含まれています。
美肌菌は表皮ブドウ球菌の一種であり、細菌の中のグループで言うと、「グラム陽性菌」です。
「グラム陽性菌」には表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌が含まれています。
黄色ブドウ球菌による感染症は、耳にしたことがある方が居ると思いますが、実は、表皮ブドウ球菌もごく稀に感染症を引き起こすことがあるのです。
黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌による感染症。
疫学 皮膚や粘膜をはじめ、数々の臓器におきる細菌感染症としては多い。抗菌薬に抵抗性を示すメチルシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症が院内感染として社会的に問題とされている。成因と病態生理 黄色ブドウ球菌感染症には、化膿性感染症と毒素性感染症がある。前者は局所の膿瘍を形成し、進行すれば蜂巣炎(ほうそうえん)、灰血症になることもある。そのほか、心内膜炎、髄膜炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、骨髄炎なども起こしうる。後者は、黄色ブドウ球菌の産生する毒素によるブドウ球菌性皮膚剥脱症、毒素性ショック症候群、食中毒が問題になる。
表皮ブドウ球菌は、皮膚・粘膜などに広く分布する常在細菌であるが、頚静脈栄養カテーテルや膀胱留置カテーテルなどに伴って菌血症をおこすことがある。
しかし、心配しないでください。美肌菌(表皮ブドウ球菌)は感染症を引き起こす可能性があり、ごく少数の感染例が報告されていますが、黄色ブドウ球菌よりははるかに感染する確率が低いのです。
美肌菌(表皮ブドウ球菌)と安全に付き合っていく方法
美肌菌(表皮ブドウ球菌)と安全に付き合っていく方法について説明します。
その方法とは、「肌に傷ができているときは、きちんと消毒しましょう」ということです。
美肌菌(表皮ブドウ球菌)による感染は、血管に菌が侵入して感染するものです。
もし、肌に傷口がある場合は、美肌菌を育菌するのではなく、肌をよくあらって肌をよく殺菌しましょう。
肌にひどいニキビができている場合も、肌が傷ついている状態なので、そこから細菌が侵入してしまう可能性があります。美肌菌(表皮ブドウ球菌)も同じです。
ニキビができても家庭内では絶対に潰さないでください。ニキビを潰すと、肌の表面に大きな傷口ができてしまい、細菌が侵入します。
その結果、傷口が化膿したり、体の免疫力が下がっている場合に感染症になってしまう可能性があるのです。
ニキビは皮膚の病気です。もしひどいニキビになってしまったら、自分で解決しようとせず、皮膚科の病院に行きましょう。
美肌菌はニキビを予防する効果はあります!
上記の説明では、ニキビができてしまったら美肌菌を増やしてはならないと書きました。
矛盾しているようですが、
美肌菌はすでにできてしまったニキビを治すことはできないのですが、
美肌菌はニキビを予防する効果はあります。
すでに出来てしまったニキビは、皮膚科に行ってニキビの治療薬で治療しましょう。
美肌菌はニキビを予防する効果はあるので、ニキビ肌の人はニキビを治療してから、
美肌菌を増やすと、美肌菌によって肌質が改善し、今後ニキビになりづらくなりますよ。
<まとめ>
- 美肌菌は表皮ブドウ球菌であり、多く存在し過ぎると感染症を引き起こす可能性があります。
- 低菌量の人は美肌菌を増やしても良いが、多菌量の人は美肌菌を増やさないほうが良いです。
- 自分の肌が菌量が多いか少ないかをどうやって知るには、東京ISEAがやっている「美肌菌ドック」サービスを受ければ良いです。
- 美肌菌(表皮ブドウ球菌)と安全に付き合っていくには、「肌に傷ができているときは、きちんと消毒しましょう」を徹底すれば良いです。
- 美肌菌はニキビを予防する効果はあります。