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肌荒れを改善するには?洗顔回数を減らすだけで美肌菌が増えて肌荒れが治った方法・実際の体験談。

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私こと当サイト管理人は、ずっと肌荒れに悩まされていました。
肌荒れの原因を見つけた経緯、そこから編み出した改善方法について書きます。

肌荒れに悩まされていた日々

私の皮膚の性質は、乾燥肌です。毛穴からは大量の油脂が分泌されていましたので、脂性肌だと思っていたが、検査した結果乾燥肌だったのです。

肌の乾燥はひどいもので、冬になると、皮膚が剥がれてきて、頬の当たりからポロポロと白い粉が吹いていました。クリームを塗ると、一時的には乾燥が改善するのですが、クリームの油脂のせいか、ニキビが増えてしまいました。

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そして、その油脂が嫌なので、朝1回、帰宅後1回、風呂時に1回と寝る前に1回、最低でも4回は洗顔していました。

そして、よく吹き出物がでて、ニキビになっていました。
市販の化粧水を塗ると肌が痛くて、すぐに赤くなってしまいました。
顔を洗わないと大量の皮脂が出る、顔を洗っても大量の皮脂が出る、保湿したくても化粧水によって肌荒れしてヒリヒリしてしまうので化粧水を塗ることができないという最悪の状況が続きました。

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自分の肌荒れの原因は何なのか、全くわかりませんでした。
肌荒れの原因を特定するために、自分の肌について検査してみました。

水分量と油分量の検査

まず、市販のスキンチェッカーの機器を使って、肌の水分量と油分量を検査しました。
検査の結果、肌は極度に乾燥していて、油分量が多いことがわかりました。
(念の為、市販のスキンチェッカーの品質のバラつきを心配したため、複数種類のスキンチェッカーを利用して計測しましたが、いずれも近い結果が出ました)

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油分が多いのは乾燥しているのが原因である

油分が多いのは、実は、乾燥しているせいなのです。
私は自分の肌は脂性肌だと思っていましたが、本当は乾燥によって油脂の分泌が増えた結果、油が多く出ているだけだったのです。

肌には自己保護機能があり、肌が乾燥していると、そこから水分がどんどん蒸発してしまいます。
肌の水分蒸発を防ごうとして、肌の皮脂腺が大量に油脂を分泌するのです。

皮膚常在菌を調べてみた

次に、自分の肌の皮膚常在菌を調べてみました。

結果は、表皮ブドウ球菌(美肌菌)が10で、アクネ菌量が84ありました。

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美肌菌が多い人は本当に肌が綺麗だったことが判明

自分のこの菌量結果が多いのか少ないのか比較するために、私が知る限り私の周りでもっとも肌が綺麗な人に頼み込んで常在菌検査をして結果を取得してみました。

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その人は本当に肌が綺麗で、普段はほとんど化粧しません。
その人はどこに行っても、初対面の人に「肌が綺麗ですね」と言われます
その人は外出するときは軽く日焼け止めを塗るだけだそうです。

(羨ましいですね。私もそうなりたい。。。。。)

その人の実年齢は30代なのですが、化粧品売りのカウンターで肌年齢を計測したところ、17歳と出てしまい、店員さんを驚かせたことがあるそうです。店員さんは最初は測定機械の故障だと思ってしまって、何度も電源を投入しなおしたりして、さらには同じ売り場にある別のマシーンも使って、計測を5回ほどしましたが、全て同じ結果だったそうです。

さて、その人の菌量検査結果は果たしてどうだったのでしょうか。

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表皮ブドウ球菌(美肌菌)の量が775です。

私より77倍も多いのですね。

そりゃ肌が綺麗に見えますわ。そりゃ肌年齢が17歳と出ますわぃ。

(「悔しい~~~!!!私もそれぐらいの美肌菌になりたい!!! 」と心の中で思いました)

その後、さらに知り合いに頼み込んで、さらに何人か(10名程度)に皮膚常在菌を調べてみたのですが、
美肌菌の量は平均80程度、多くても200ぐらいでした。

そう考えると、775という数字は脅威のスコアですね!
化粧品カウンターの肌年齢計測器が壊れたと思わせるぐらいの強烈なパワーがあるということですね。
うん、、納得納得。

その人の洗顔回数を聞いてみた

その人の美肌の秘訣を知るために、1日の洗顔回数を聞いてみました。

朝は水で軽く洗う程度で、夜は風呂の時に泡で軽く弱酸性の洗顔フォームで軽く泡洗顔で、合計2回ということでした。

とにかく、朝は軽く水洗いすることが大事だそうです。その人も、乾燥肌タイプの肌質だったが、朝は軽く水洗いするようになってから、ずっと肌の調子がよくなったそうです。

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洗顔によってどのぐらい美肌菌が減るのか実験してみた

その人は1日2回の洗顔、しかも朝は水洗い。
1日4回の洗顔、しかも、石鹸でゴシゴシ洗っている。
私の美肌菌が少ないのは、顔の洗いすぎであると、確信しました。

洗顔によってどのぐらい美肌菌が減るのかを実験してみました。

<実験計画>

1,夜10時 洗顔前に菌量を採取し、その後石鹸で顔を洗顔します。 【A.洗顔前 夜10時】
2,次に洗顔直後の菌量を採取します。 【B.洗顔直後 夜10時】
3,翌朝起きて、洗顔する前に菌量を採取 【C.翌朝 朝10時(約12時間後)】

上記の各タイミングで採取した菌の量を解析した結果、下記の通りとなりました。

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他の菌の結果も入っていて見づらいので、美肌菌の部分だけを抽出してみました。

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洗顔前に216あった美肌菌が、洗顔直後には55に減っていたのですね。
洗顔によって約8割の美肌菌が洗い流されたことになります。

そして、翌朝の計測値は231で、洗顔前とほぼ同じ量に戻ったということですね。

洗顔直後の計測から翌朝の計測の時間間隔はちょうど12時間

つまり、美肌菌は洗顔によって80%洗い流され同じ量に戻るには12時間かかるということが言えます。

もし、1日4回洗顔していたらどうなるか?単純計算だと、24時間÷4 = 6時間である。
12時間で美肌菌は元の量に戻るということは、6時間だと半分しか戻らない。
半分にしか戻らない行為(過度の洗顔)を繰り返していたら、そりゃ美肌菌は減っていきますね。

もし、6時間毎の洗顔を繰り返していたら美肌菌の量がどう減っていくのかをシミュレーションしてみた。

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もともとあった200の美肌菌は、
まだ美肌菌が戻らないうちに、また洗顔してしまうので、美肌菌の量はどんどん減っていくということですね。

上記のシミュレーションだと、6回目の洗顔で美肌菌の量が9になっているので、ちょうど私の先ほどの美肌菌の菌量10と近いですね。

顔を洗いたい気持ちを我慢して1日2回の洗顔を試みました

過度な顔洗いによって本当に美肌菌が減っていくんだということが立証できたので、次は顔を洗い過ぎないように実践してみました。

毎朝起きた直後は水で軽く顔を洗う2回すすぎ程度の顔洗いにしました。朝は目の周りは目やにが付くことがあるので、そこだけ指で入念に洗うことにしました。このとき、石鹸は一切使いません。

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夜は、風呂に入るときはボディーソープで軽く泡洗顔するようにしました。

洗顔回数を減らした結果、みるみる肌の調子がよくなりました

洗顔回数を減らしてから約1ヶ月、みるみる肌の調子がよくなっていきました。
まず、肌が乾燥しなくなりました
毛穴から出る油分については、最初の1週間ぐらいは多くて気持ち悪かったのですが、徐々に減ってきて油分が気にならない程度になりました。さらに、毛穴も小さくなったと感じました。

さらに、化粧水を塗っても、ヒリヒリしたり赤くなることがなくなりました。
美肌菌によって肌のバリア機能が強化されたことを実感しました。

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で、肝心な美肌菌の量というと、美肌菌量は168になりました。

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もともとが美肌菌量=10だったので、約17倍美肌菌が増えたことになります。

先ほど紹介したその肌が綺麗な人は美肌菌量が775なので、まだその人には遠く及びませんが、
以前と比べればだいぶ増えたことが言えます。

皆様もぜひ、洗顔したい気持ちを我慢して、洗顔回数を減らしてみて、肌の調子を整えてみてください。

<まとめ>

  1. 肌荒れの原因は洗顔のし過ぎによる美肌菌不足だった。
  2. 肌の綺麗な人は確かに美肌菌が多かった。しかもすごく多い。
  3. 洗顔後、美肌菌は80%減り、元の量に戻るまで12時間を要する。
  4. 洗顔回数を1日2回に減らすことで、美肌菌の量が増え、肌の調子が良くなる。