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美肌菌が作り出す保湿効果がある成分(うるおい成分)「グリセリン」について知る

美肌菌の最大の働きは油分を分解してグリセリンを作ってくれる

今、話題になっている美肌菌。
私たちが「美肌菌」と呼んでいるものは、別名、「表皮ブドウ球菌」とも呼ばれています。

この美肌菌(表皮ブドウ球菌)は、毛穴から出た皮脂を分解し、保湿成分のグリセリンを生み出してくれるのです。

グリセリンはどの化粧水にも必ず入っていると言われるほど、ポピュラーな成分であり、肌に害を与えることなく、肌にうるおいを与えてくれます(保湿)。

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そして、肌表面にある厚さ0.02mmの角質層に、水分と共にたくさんのグリセリンが供給されると、水分が蒸発しにくくなり、その結果、うるおいで満たされるのです。

水分がたっぷりつまった肌は、赤ちゃんの肌のような、透明感のあるしなやかなで美しい肌となるのです。

また、美肌菌には肌の表面を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える効果もあります。
さらには、美肌菌は肌の内部を保湿する成分であるセラミドを作り出す手助けもしてくれます。
美肌菌が増えれば、肌の保湿力が高まり、たっぷり水分のつまった、キメが整った肌が生まれるのです。

保湿成分であるグリセリンについて詳しく知る

美肌菌が生み出すグリセリン本体は、無色透明の水あめのような粘性のある液体です。

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水になじみやすく保湿性に優れているので、化粧品や医療品にもよく使われている成分です。

Wikipediaでは、グリセリンは下記のように説明されています。

グリセリン (glycerine, glycerin) は、分子式 C3H8O3、示性式 C3H5(OH)3、分子量 92.09 で、3価のアルコールである。学術分野では20世紀以降グリセロール (glycerol) と呼ぶようになったが、医薬品としての名称を含め日常的にはいまだにグリセリンと呼ぶことが多い。

無色透明の糖蜜状液体で、甘味を持つ。
融点は約18°Cだが、非常に過冷却になりやすいため結晶化は難しい。冷却を続けると-100°C前後でガラス状態となり[3]、さらに液体空気温度まで冷却後1日以上の時間をかけてゆっくり温度を上げると結晶化する[4]。
水に非常に溶けやすく、吸湿性が強い。水溶液は凝固点降下により凍結しにくく、共晶点は66.7重量パーセントで-46.5°Cである。ほかにエタノール、フェノール、ピリジンなど様々な溶媒に可溶であるが、アセトン、ジエチルエーテル、ジオキサンには溶けにくく、ミネラルオイルやクロロホルムのような無極性溶媒には溶けない。[3]

食品添加物として、甘味料、保存料、保湿剤、増粘安定剤などの用途がある。甘味料としては虫歯の原因となりにくいことや、エリスリトールやキシリトールが持つ清涼感を打ち消す効果がある。砂糖より甘さが弱いにかかわらず高カロリーである。
医薬品、化粧品には、保湿剤・潤滑剤として使われている。咳止めシロップ、うがい薬、練り歯磨き、石けん、ローションなど幅広い製品に利用されている。チンキの溶剤として、あるいは降圧剤としても使われている。

 

 

このグリセリンの主な効果は保湿です。

下図は、グリセリンの分子構造の図です。

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このようにグリセリンのぶんしは、左右にOH手が伸びていて、水分の分子のH2Oと大変結合しやすいので、
掴んだ水分を離さないので、保湿効果が高いのです。
グリセリンは、水分を蓄え、柔らかでしっとりとした、みずみずしい肌を作りあげます。
グリセリンは、人間の体にもともと蓄えられている物質です。

そのため、摂取してもアレルギーが出にくいという特徴があります。
また、グリセリンは食品にも含まれる成分であり、食べても安全な成分なんです。

乾燥肌にも効果的で、抗アレルギーの働きがあるので、アトピー体質の方にもグリセリンは安心してお使いになれます。

グリセリンを生み出す「美肌菌」

美肌菌とは、表皮ブドウ球菌のことで、人の皮膚に存在している皮膚常在菌の一種です。
この美肌菌(表皮ブドウ球菌)が皮膚の上の汗や皮脂を取り込み、グリセリンを排出してくれるのです。

私達の肌が乾燥せずに要られるのもこの「グリセリン」のおかげなのです。
そして、美肌菌はグリセリンを生み出してくれるのです。

どんなに高価な成分の化粧水にもグリセリンが含まれています。
たくさんのお金を出して、効果な化粧水に含まれるグリセリンを肌に塗るよりも、
美肌菌を増やして保湿力やバリア機能を高めた方が経済的で効率的だと思いませんか?

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美肌菌を増やしてグリセリンを生むにはどうしたら良いか?

美肌菌を増やしてグリセリンを増やすには3つの方法があります。
育菌をする方法2種類と補菌による美肌菌を補う方法1種類、合計3つの方法がります。

①美肌菌をそもそも減らさない方法があります。

実は、石鹸で洗顔するだけで、美肌菌は80%も減ってしまいます。
そして、洗顔によって失われた美肌菌が元の量に戻るには、約12時間はかかります。(この12時間というのは、私は本当に実験して得られた数値です)
そのため、過剰な洗顔は禁物です。洗顔をし過ぎると美肌菌が減ってしまうのです。

洗顔によって美肌菌がどのように減っていくかについて詳細に実験した結果は、下記の記事で投稿しているので、興味があったら読んでみてください。
肌荒れを改善するには?洗顔回数を減らすだけで美肌菌が増えて肌荒れが治った方法・実際の体験談。

また、美肌菌にとって、26~37℃が至適温度です。
あなたが普段暮らしている部屋の温度をこの温度に保つことで美肌菌が育ちやすくなります。

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冬は気温が低いので、美肌菌は育ちません。
美肌菌が育たないということは肌に美肌菌が少ないということになります。
だから、冬に肌荒れしやすい原因の一つではないでしょうか。

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②美肌菌に栄養を与えて育てる方法があります。

美肌菌は塩分を好むことがわかっているので、適切に汗を書くことで、汗に含まれる塩分が美肌菌の餌となり、美肌菌が増えやすくなります。
美肌菌は塩を好む菌です。美肌菌を育てるには、適切な塩分が必要なのです。
運動をして汗をかくと、汗には塩分が含まれるので、美肌菌が大変育ちやすくなるのです。

また、美肌菌はグルコオリゴ糖など特定の栄養素を与えると増えやすい事が分かっています。

よく運動するアスリートは、何もつけていないのに肌がきれいな人が多いと思ったことありませんか?
それは、汗によって美肌菌がよく育っているからなんです。

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現代人はあまり運動せずに、化粧水を塗っていませんか。そして、いつも肌荒れに悩んでいませんか?
毎日少しでも良いので運動してみると美肌菌が増えて、いつも悩んでいる肌荒れが治るかもしれませんよ!

③美肌菌をバイオテクノロジーの力で培養して肌に戻す方法があります。

もともと菌が少ない人は、上記の①②の方法だと美肌菌がほとんど増えません。
その場合は、バイオテクノロジーの力で培養した美肌菌を肌に戻すことが最短で最良の方法です。

これを美肌菌を行う(補菌)と呼びます。
美肌菌の培養は高度な技術を要するため、大変貴重で価格が高くなってしまいます。

補菌をするには、自分の菌を採取して培養して戻すことです。自分の菌を採取して、専門の施設に送って、大量に培養してから自分の肌に塗布するのです。この方法は、1つ1つの培養を手作りで行うため、非常に価格が高く、最低半年からの利用で60万円~100万円ほどしてしまいます。

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で、結局どの方法が美肌菌を増やすのに一番良いの??

時間がある人なら①と②の方法がベスト

①菌をそもそも減らさない。(自分の菌を育てて増やす=育菌)
②菌に栄養を与える。(自分の菌を育てて増やす=育菌)
の2つの方法は、時間がかかります。

部屋の温度と湿度を美肌菌が育ちやすい状態に保って、日々のスキンケアで菌を減らさないようにしなければなりません。

また、お金がまったくかからないわけでもないです。育菌をするためには、育菌成分が入っている化粧水を使わなければなりません。防腐剤やエタノールが入っている成分を避ける必要があります。
一般的に、スキンケア製品は高級になればなるほど育菌成分が多く入っていると言われます。

さらに、適切に運動をして汗をかくことが欠かせません。

美肌菌を増やすにはそれなりの努力が必要です。

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お金があって時間を掛けたくない人は③の方法がベスト

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お金があって時間を掛けたくない人は絶対に
③菌をバイオテクノロジーの力で培養して肌に戻す。(菌を補う=補菌)
の方法を選ぶべきです。

生きた美肌菌を購入して、肌に塗るだけで美肌菌を増やせてしまいます。
これこそが、最先端のバイオテクノロジーによる恩恵です。

また、人によってはもともと肌に美肌菌がほとんど生息していない場合があります。(特に敏感肌の人はこの傾向が強い)
そのような人は、最初は必ず③の方法を取る必要があります。

まずは、③の方法で美肌菌を少し増やしてから、①②の方法に切り替えて育菌していくのが良いかもしれません。

あなたも、美肌菌を増やしてグリセリンを作りましょう!

美肌菌を増やす方法は3つです。美肌菌を殺さない・美肌菌を育てる、そして美肌菌を補菌することです。